川崎廣進・工房カワサキの世界

〜The World Of Koushin Kawasaki & Koubou Kawasaki〜

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インドで正月    2007年01月03日

始めてインドで正月をした。一人で侘しく他国でする正月なんていやだナーと思っていた。

年末はそんなに大掃除や新年の準備やあわただしさも無く比較的何時もと変わらぬ大歳だった。カウントダウンと共に街中が騒然としてきた。2007年の幕開けが来ると街中が爆竹でわれんばかりの騒音だ。商店は看板が増えペンキも塗り替えられたりイルミネーションが華々しく、夜早く閉じていた商店も皆灯りをつけて客を待つている。

人々は道路に次第に増え happy new year と手と手を叩きあって新年を喜びあう。そして新しい年は自分達にきっと幸運を運んできてくれるに違いない事を確信するかの様だ。世界中どこにでも見かけるお祝いの瞬間だ。道路に人の流れが時間と共に増し、四方から鳴り響く爆竹の音と、食べたり飲んだりしながら雑談に興じる人たち、そして往来するバイクや車のクラクションの音、夜空を照らす色々な光の中に人達の熱気や道路の埃がインドの行く末を期待するかのように天に向かって舞い上がるのが薄明かりの中に見えた。日本は紅白見て除夜の鐘を静かに聴くうちに新年を迎える。皆[おめでとう]と新年の門出を祝って神社や仏閣を詣でするのが一般的だ。

湖 翌日元旦はアメリカ人家族とピクニックに出かけた。天気も晴れ晴れしく1台の車に2家族と私と10人乗って1時間くらい先の shamirpet という大きな湖に行った。この辺は樹木はとても少なく石の山と「人工湖」だろうけど自然が雄大だ。この風景はこの地域の特徴でもある。

暑い日照りの中我慢しながらスケッチを始めた。麦藁帽子が欲しい。30度くらいあったろうか、一人なら裸になって首まで水に浸かりたかったが幸いに湿度が無いので我慢も出来た。

皆と一緒にサンセットの美しい光景を見ながら最後の1枚描いた。日本の今日の朝日はどうだったかな・・・ 夜道を1時間かけて部屋に帰った。日本はもう0時になる。 あっけない私の正月が終わった。

多少日焼けした体をシャワーして眠りに入った。明日から普段と変わらぬ暮らしが又始まるんだ。


サンセットのスケッチ サンセットの写真


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