川崎廣進・工房カワサキの世界

〜The World Of Koushin Kawasaki & Koubou Kawasaki〜

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インドの停電    2008年06月23日
インドの家族

ハイデラバードに来て1月足らず経とうとしている。

大阪は梅雨入りしたばかりで、うっとしい小雨模様が2日ほど続いていた。離陸と共に窓から見える大阪の風景を心寂しく眺めていた。インドへの熱い思いや、しばらく離れる祖国への郷愁の想いが複雑にも私の心の中で葛藤しているようだ。住みなれたといえインドは遠い国だ、しばし大阪よ さらばだぞ。

相変わらず毎日の様に起きる停電、発展の象徴でもある建設ラッシュ、インフラ整備、と環境が目まぐるしく変わり、おまけに車もラッシュ時には道から溢れんばかりである。まさに日進月歩の発展振りである。鉄、セメント等とインドの基幹産業が急成長し、電気や水は発展に比例して大量不足し、この様な停電につながるのだろう。

前より停電の回数が多くなったようだその様な建設現場を見ると、その周辺の空き地にはブルーテントが幾く張りも固まって集落をなしている。どれを見てもぼろぼろテントで乳飲み子や家族が現場から現場を1年中渡り歩く度、近くに建てては暮らしているのだろう。むろん子供の教育は犠牲になっているはずだ、彼らはどこか別に家があるのだろうか?



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