川崎廣進・工房カワサキの世界

〜The World Of Koushin Kawasaki & Koubou Kawasaki〜

menu

2006年
2007年
2007年ヒマラヤ
2008年
2008年ヒマラヤ


牛は道路を汚す真犯人だ    2008年07月11日

私の住んでいるところには、たくさんの家畜が養われている。毎日のように必ず徘徊している所に出会う。前にも書いたように、私の周りは牧草地のように雑草だらけで飼育する人にとったら絶好の場所だろう。田圃にはごみも多いが雑草もごみに負けじと、その間隙をかいくぐって繁茂している。

この国で生きてゆこうと思ったらどんな環境下でも、生きる者すべてに、食料を選択する悠長な余裕などない。3、4日に一度は周りの草を食べに来る。何事もうまく出来ていて食べられた後でも再び食て下さいと言わんばかりに青々と繁茂する。いつもそれを見ていると、飼ってる人は飼料代が要らずに、無銭飲食出来新鮮な草を食べさせることが出来、さぞかし儲かるだろうな?と他人事ながら思っている。

ところが彼たちはおまけに道路迄無断使用の上、公道で自由に糞尿を垂れ流しその量といえば尋常でない。尿などはバケツ一杯位歩きながら垂れ流す。尿ならまだ路肩に流れて土の上に滲み込み土が肥えるが、車道の糞は雨が降ると車が水飛沫を上げて歩道に散り歩行者はたまらない。おまけに乾くとアスファルトの上がガタガタに固まり歩いていても足の裏に伝わってくる。

片方で経済優先をうたい文句に、音を立ててインドは発展しているのに対して、宗教上の生き物たちによる世界がすべてを凌駕し、近代と太古が互いに共存と離反が複雑に絡み合い、どちらも切り離せないユニークさと矛盾は、二律背反に悩む時が必ず近未来来るように思う。



inserted by FC2 system